全部を細かい積層にすると綺麗だけど、印刷時間が長くなりがちです。可変積層ピッチを使うと、気になるところだけ層を細かく、ディテールがいらないところは厚くできます。見た目と時間のバランスを取りたいときに便利です。
何がうれしいか
- トップ面・曲面の段差(積層線)を抑えやすい
- 顔まわりやディテールだけ解像度を上げられる
- 逆に、見せない胴体などは厚めにして 時間を短縮できます
突然ピッチが変わると境目が目立つことがあるので、スムージングをかけてなだらかにすると綺麗になりやすいです。
Tip
どこにディテールが必要かを先に決めると、設定が迷いにくいです。
画面でのいじり方
右側の積層バーにある 青い線を左へドラッグすると、その高さ付近のピッチが細かくなります(右寄りだと厚め)。
アダプティブ(自動)も使えます。品質/速度や「滑らか目」、半径などを調整してから、必要なら手で追い込みます。
ショートカットの覚えどころ(環境によって表記は近いもの):
| 操作 | だいたいの意味 |
|---|---|
| Shift + 右ドラッグ | スムージング |
| Shift + 左クリック | ベースにリセット |
| ホイール | 編集する高さ範囲の拡大/縮小 |
| 左クリック | 詳細を足す |
| 右クリック | 詳細を消す |
キャラ造形での使いどころ
有機的な形だと、「頭のてっぺん」「顔まわり」「肩の上面」など、光が当たって段差が目立つ帯だけ細かくするのが効きます。アイロンもいいですが、球体は結局段差が目立ったりするので、やらないほうが綺麗な場合もあります。
夜市のハイスコア景品に使ったミニフィギュアも、この考え方で印刷しています → 【出展レポート】わしづ駅前ちょこっと夜市
さいごに
可変積層ピッチは必要な箇所だけディテールを増やせる便利な機能です。まずはアダプティブでベースを作って、気になる帯だけ手で細かくする、くらいが扱いやすいです。
小さいパーツの剥がれ・反り対策は ラフトの記事 をどうぞ。